[今回のアレ]

【昔の小型カメラ用の細長いフィルム】

昔の小型カメラ(ポケットカメラ)に使われていた細長いフィルムは、正式名称を「110フィルム」(読み方は「ワンテンフィルム」)といいます。
もっとも、現在はデジカメ以外のカメラがほとんど製造されていないため、「カメラのフィルム」自体を見たことがない人が増えてきているようです。
昔は駅のキヨスクやコンビニならどこでも売っていたフィルムや「写ルンです」も、最近は販売しているところの方が少ないようです。
昔は「写ルンです」も昭和の時代は110フィルムを使っていたのですが、最近の「写ルンです」の中は135フィルムのようです。

110フィルムは、カメラへの装着がワンタッチ(死語)で、本体に撮影枚数のインジケーターがあり、何枚撮影したかが一目で分かります。(カメラ側にも同じ位置に窓が設けられていていました。)
カートリッジごと現像に出しますが、カートリッジはお店で回収されてしまい、中のネガだけが現像されて返ってきます。
(実物を見たことがない人にとっては全く意味が分からない説明かと思いますが・・・)

昔は、安価なカメラは110フィルムを使うものがほとんどだったのですが、いつの間にか110フィルムだけでなく、フィルムカメラ自体が姿を消してしまいました。
しかし最近は「トイカメラ」として、昔のポケットカメラ用のようなものが再び(一部で)注目されているので、110フィルムはトイカメラ用途として今後も細く長く生き残っていくかと思います。

この110フィルムも、ガム電池と同様、一時期、国内外全メーカーとも生産中止となったため、新品の入手は困難を極めましたが、最近は一部のメーカーが生産を復活させました。
でもまだ安定供給にはほど遠く、販売している店もほとんど無いので、通販である程度まとめ買いしておくと良いと思います。
(ただし使用期限が(一応)ありますのでお気を付けください)
昔のポケットカメラは造りも簡単なので、フィルムさえ新品を入れてやれば、問題なく使えるものが多いです。
また、現像は、大手の「○○カメラ」と名前が付く店(ヨドバシカメラ、ビックカメラ、カメラのキタムラ等)であれば、今でも受付可能のところが多いようです。
現像時に「ネガのスキャン→デジタル化サービス」を併せて利用するとネガの劣化やカビ発生の心配も無く便利です。

この機会に、昭和の時代のカメラをもう一度引っ張り出して使ってみてはいかがですか?
今のデジカメとは違い、独特の「味のある」写真を撮ることができるかと思います。



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