単4電池よりさらに細い乾電池は「単6電池」と呼ばれており、アメリカでは「AAAA」という正式名称(型番)です。(単3電池:AA、単4電池:AAA)
直径約8mm、長さ約42mmの乾電池です。
小型のアラーム時計などに使われている単5電池(型番N)は、単4電池より若干太くて短く(直径約12mm、長さ約30mm)、単6電池とは全く別の規格です。
単5電池とほぼ同じ大きさの、単5電池みたいな12Vの乾電池はこちらです。
単6電池には、メーカーによって「AAAA」以外にも「E96」「LR61」など、違う型番のものが存在します。
海外製のペンライトやレーザーポインター、スタイラスペン用の電池として使われていますが、日本ではあまり馴染みのない規格の乾電池で、製造している国産メーカーも無いため、日本ではかなり大きな家電量販店でも単6電池を売っているところは少ないです。
「家庭用アレ」に分類していますが、ホームセンターやコンビニ、100均ショップではまず売っていません。
また、エネループ等の充電式の単6電池は、現時点では製品として存在しないようです。
単3電池から単2電池等、細い電池から太い電池にはスペーサーで対応できますが、単6電池は単4電池よりさらに細いので、他の乾電池では代用できず、困っている人もいるのではないでしょうか。
単6電池はアメリカでは昔から一般的な規格で、普通に売られている乾電池ですが、最近は乾電池の航空機内への持ち込みも制限されているようですので、海外のお土産で買う(買ってきてもらう)よりは、普通にネットで買う方が確実です。
最近では、AmazonBasics ブランドのものも発売されています。
また、「9V角型電池の中身は単6電池×6本なので、9V電池を分解して単6電池を入手できる」と書いてあるサイトもありますが、そもそも入っているかどうかは分解してみないとわからない(違う構造のものもある)ですし、入っていたとしても通常の単6電池と若干形状等が異なる場合(+極の出っ張りが付いていない・電池同士が溶接されている等)があるので、分解して入手するのはオススメできません。