昔、学校にあった、足でペダルを踏むか指でボタンを押すと冷水が出てくるタイプの飲み機、正式名称を「ウォータークーラー」といいます。
日本語だと「冷水機」。そのまんまですね。

昔はほとんど全ての学校（小学校〜高校）に何台か並んで設置されていたと記憶しているのですが、最近は設置されていない学校も多いようです。
最近はペットボトルに入ったミネラルウォーターの普及で、水道水を（浄水器を通さず）そのまま飲む子が少なくなったからでしょうか。
というわけで「業務用アレ」ではなく「懐かしのアレ」に分類しておきます。

学校では絶滅寸前のウォータークーラーですが、オフィスや公共施設などの需要があるようで、実は今でもいろんなメーカーから新商品がでています。最近では自動洗浄機能が付いたものもあります。
大手メーカー（日立、パナソニックなど）も作っているので、学校以外にもそれなりに需要があるということでしょうか。
Amazonのレビューを見ていると、病院や工場に設置している場合が多いようです。
もちろん設置スペースと水道の蛇口さえあれば、病院や工場に限らず、個人宅でも設置できます（配管工事が必要です）

「ウォータークーラー」とよく混同されるものに「ウォーターサーバー」があります。
単に「ウォータークーラー」で検索すると「ウォータークーラー」「ウォーターサーバー」両方混じって検索結果に出てきますが、ウォーターサーバーは「街中でやたら実演販売しているアレ」です。
「ウォーターサーバー」は和製英語で、海外では「ウォーターディスペンサー（water dispenser）」と呼ぶのが一般的です。
ウォーターサーバーの場合、売りたいのはウォーターサーバそのものではなく、ミネラルウォーター（の定期購入）なので、ウォーターサーバー本体はリースですが、同じようなタイプでも水道水を使うタイプのウォーターサーバーはAmazonとかで買うことができます。

「ウォータークーラー」を買いたい場合は、「水道直結式/水道直結タイプ」「床置型/床置きタイプ」などのキーワードと組み合わせて検索すると確実です。
逆に「ウォーターサーバ」を探している場合は、「卓上型」「タンクトップ」といったキーワードで検索するか、、、近所のショッピングモールで実演販売やってると思います。